保険適用外の場合の費用と選択肢
真性包茎は一般に保険適用が可能
真性包茎は平常時と興奮時とを問わず、まったく包皮がめくれない状態にあるものを指しています。真性包茎は仮性の場合とは違って状況がより深刻であり、衛生面での問題が大きいほか、円滑な性行為を営むことができないなど、性機能の上でも問題を抱えています。このため真性包茎を手術により解消するにあたっては、公的保険の適用が認められることになるのがふつうです。もっとも真性包茎を保険適用により手術する場合には、いわゆる環状切開術のようなごくシンプルな方法しか選択肢がありませんので、手術後の見た目の面で不満が残る結果となることも少なくはありません。そのかわりに保険適用があれば患者が自己負担すべき費用は大幅に安くなり、わずか数万円程度の無理のないレベルの支出にとどまるところは大きな魅力です。いずれにせよ保険適用の手術は基本的に機能を重視した最低限の治療がコンセプトであり、審美的な目的での手術は対象外となります。
保険適用外で治療する場合の選択肢とは
真性包茎の手術に際して、病気予防や性機能の維持だけにとどまらず、手術後の見た目などの審美性も重視したい場合、適当な選択肢として自由診療が挙げられます。自由診療も真性包茎の手術であることに変わりはありませんが、一般的な保険適用の場合とは違い、術式を自由に選ぶことができるため、審美性を追求した満足な仕上がりが期待できるのがメリットです。ほかにも短小状態を改善するための長茎術などとあわせて治療をするなど、より患者サイドの意向にしたがった柔軟な治療が可能になるところも注目したいところです。もちろんこのような自由度の高さと引き換えに、治療費の全額が自己負担となってしまいますので、保険適用の場合よりも高額になりやすい点には注意が必要です。ただし専門のクリニックのなかには、医療ローンを利用した分割払いやクレジットカード払いを通じて、患者の経済的な負担が少なくなるように配慮しているところもあります。
まとめ
真性包茎は衛生面や性機能の面で問題があることから、一般に手術にあたっては公的保険が適用され、自己負担は数万円程度に抑えられることが多いといえます。ただし保険適用の場合には術式が限られてしまうことから、審美性を重視したい場合の選択肢として自由診療があります。自由診療であれば術式を選べるため満足のいく結果が期待できますが、治療費は全額自己負担です。その場合であっても医療ローンやクレジットカード払いの利用で負担軽減が可能なことがあります。